36.Forever「フォーエヴァー」
デニス・ウィルソンとグレッグ・ジェイコブソンが共作、デニスのソングライターとしての才能が開花した珠玉の名曲。70年の『サンフラワー』に収録され、翌71年2月に「クール・クール・ウォーター」のB面としてシングル発売された。ブライアンがプロデュースしたスプリング(マリリンとダイアンのローヴェル姉妹)、ブライアンの娘カーニー・ウィルソンのカヴァーがあり、ビーチ・ボーイズの『サマー・イン・パラダイス』では、俳優ジョン・スタモスのヴォーカルがフィーチャーされていた。今回のリユニオン・ツアーではスクリーンに映し出されるデニス・ウィルソンの歌う映像に合わせて演奏され、同じ趣向で披露されるカール・ウィルソンがリード・ヴォーカルを取る「神のみぞ知る」と共にコンサートのハイライトとなっている。

37.God Only Knows「神のみぞ知る」
ブライアンとトニー・アッシャー共作。『ペット・サウンズ』収録。1966年、「素敵じゃないか(Wouldn't It Be Nice)」(8位)のB面としてリリースされ、全米39位(全英2位)にランクされた。  ポール・マッカートニーをして、これまでに書かれた最高の曲と言わしめた名曲。ポールは2002年に行なわれた地雷撲滅チャリティ・コンサートのステージでこの曲を作者ブライアンと一緒に歌った。アンディ・ウィリアムズ、クロディーヌ・ロンジェ、ブレンダ&ザ・タビュレーションズ、ヴォーグス(70年、101位)、マリリン・スコット(78年、61位)、キャプテン&テニール、グレン・キャンベル、ゲイリー・アッシャー、デヴィッド・ボウイ、マンハッタン・トランスファー、ホリー・コール、ジョス・ストーン、フレイミング・リップス、ウィルソン・フィリップス、エルヴィス・コステロほかカヴァー多数。ヘンリー・マンシーニの娘モニカ・マンシーニのカヴァーにはブライアン・ウィルソンとテイク6が参加。エリザベス女王在位50周年コンサートでは、ブライアンとコアーズが歌い、ブライアンのトリビュート・コンサートでは、エルトン・ジョンが歌った。

38.Good Vibrations「グッド・ヴァイブレーション」
ブライアン、マイクの共作。アルバム『スマイリー・スマイル』からシングル・カットされ、1966年暮れにグループにとって3曲目の全米NO.1に輝き、イギリスでは彼等初のNO.1ヒットとなった。ブライアン自身、ポケット・シンフォニーと呼ぶ、この曲でビーチ・ボーイズは1967年度グラミー最優秀ロックンロール・グループ賞ほか全4部門にノミネートされた。1976年にはイギリスでリヴァイヴァル・ヒット(20位)したほか、トッド・ラングレンのシングルが全米34位のヒットを記録。ジャン&ディーン、ゲイリー・アッシャー、ウィルソン・フィリップス、トロッグス(75年、102位)、サイキックTV、パパ・ドゥー・ラン・ラン、東京太郎(鈴木慶一)、カウシルズ(「雨に消えた初恋」)ほか多数のカヴァーがある。なお、カウシルズの四男坊ジョン・カウシルは、今回のオリジナル・ビーチ・ボーイズのツアーにドラマーとして参加している。

39.California Girls「カリフォルニア・ガールズ」
ブライアン・ウィルソン、マイク・ラヴの共作。1965年発表の10作目『サマー・デイズ(・アンド・サマー・ナイツ)』収録。同年、シングルが全米3位(全英28位)のヒットを記録。  1985年にデヴィッド・リー・ロスのカヴァー(カール・ウィルソン参加)が全米3位(全英41位)の大ヒット。ジャン&ディーン、レイフ・ギャレット、パパ・ドゥー・ラン・ラン、チップマンクスのほか、『ベイウォッチ』で人気のTV俳優デヴィッド・ハッセルホフのカヴァーもある。

40. Help Me, Rhonda「ヘルプ・ミー・ロンダ」
ブライアン・ウィルソン、マイク・ラヴ共作。アルバム『トゥデイ』(1965年)収録の最初のヴァージョン「Help Me Ronda」が評判がよかったため、新たにシングル用にレコーディング、これが65年5月、6月に2週連続で全米1位を記録、グループにとって2枚目のNO.1ヒット(全英チャート26位)となった。ロンダのスペル及び歌詞の一部を変えた新ヴァージョンは、『サマー・デイズ(・アンド・サマー・ナイツ)』(65年)収録。  1975年にヒット(全米22位)したジョニー・リヴァース盤にはブライアン・ウィルソンが参加。ほかにアル・ジャーディン(ゲスト:スティーヴ・ミラー)、ビーチ・ボーイズとT・グラハム・ブラウンの共演ヴァージョン、ロイ・オービソン、ジャン&ディーン、ブルース&テリー、パパ・ドゥー・ラン・ランのカヴァーがある。ブライアンのトリビュート・コンサートでは、リッキー・マーティン(元メヌード)が歌った。