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SUM 41が震災後、海外アーティストとして初の仙台公演を敢行

sendai5月19日
その日はホテル出発から始まった。
仙台行の新幹線ホームには、赤十字の医師団も並んで待っていた。安全、問題ないと言っても、何となくいつもと違う雰囲気を全員が感じとっての出発になった。
しかし新幹線ではそれほど変わったことはなかった。仙台についても、特別震災の影響を感じさせるものはなく、特にZepp Sendaiは駅から近いため、全く普通に会場入りした。

若干の不安がよぎったのはサウンドチェック後か。震度4の地震が起こった。携帯電話の予報機能の音が鳴り響いた。
「非常の場合の集合場所」を決めておく、というのが普段とは違う風景だった。

地元メディアのインタビューに答えたメンバーは言った。
「震災後と言っても、特別な演出、特別な曲の演奏はしない。いつも通り精一杯みんなを楽しませる」

ライヴがスタートするとメンバーは力一杯プレイした。
ビリー・アイドルやメタリカのカヴァーも披露した。会場からは「やっぱスゲエよ」っという声が口々に聞こえてきた。途中、観客の8、9人をステージにあげて演奏するなどファンへのサービスも忘れなかった。
何といっても最後のP4P。スティーヴがマイクを持つや、盛り上がる。
「震災後、最初に仙台でライヴを行った海外バンドになれて光栄!
仙台のみんな呼んでくれてありがとう。また戻ってくるぜ。ガンバロー・トウホク」
と叫んでアンコール最後の曲を熱唱した。
「仙台のみんなが笑顔で、それがほんと良かったよ」
終演後にコーンが語った。
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ツアーは本日福岡、明日以降は5/24(火)、25(水)大阪、そしてファイナルの東京公演へとまだまだ続く。
SUM 41にとっても日本のファンにとっても、特別なツアーとして心に刻まれるだろう。

現在、チャリティーオークションも開催中。
皆様のご協力をお願い致します。
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