マックルモア&ライアン・ルイスは、ワシントン州シアトル出身であるマックルモアことベン・ハガティー（MC／ラッパー）と同じくシアトル郊外のスポケイン出身のライアン・ルイス（プロデューサー）の2人組。元々はマックルモアのソロ・プロジェクトだったが、2006年頃にライアン・ルイスがフォトグラファーとしてマックルモアのプロジェクトに参加し、次第に意気投合した2人は2008年にマックルモア&ライアン・ルイスという2人組として再スタート。

インターネットでの露出とライヴ活動で着実にファンを増やしていった彼らは2012年秋にリリースしたアルバム『ザ・ハイスト』が全米アルバム・チャートで初登場２位となり一躍注目を集める。このアルバムからは、シングル「キャント・ホールド・アス」（全米シングル・チャート5週1位）、「セイム・ラヴ」（同11位）、「スリフト・ショップ」（同6週1位）、「ホワイト・ウォールズ」（同15位）が連続大ヒット。この年（2013年）の全米年間チャートでは「スリフト・ショップ」が堂々の1位、「キャント・ホールド・アス」が5位、アルバム『ザ・ハイスト』も15位にランクインするなど大旋風を巻き起こした。翌2014年の第56回グラミー賞では計7部門にノミネートされ、最優秀新人賞、最優秀ラップアルバム、最優秀ラップ・ソング、最優秀ラップ・パフォーマンスの計4部門を受賞。授賞式ではあのマドンナと共演し大きな話題となる。直後の3月には初のジャパンツアーを敢行、全公演ソールド・アウトとなり人気の高さを証明。2015年にはSUMMER SONIC 2015出演のため再来日。メインステージであるマリンステージにて圧倒的なパフォーマンスを行い大盛況を博す。2016年2月には先行ヒットシングル「Downtown」を収録した全世界待望のニュー・アルバム『This Unruly Mess I've Made』をリリース。従来のヒップホップ・マナーにとらわれない音楽性と時に物議を醸すメッセージ性でヒップホップの“新たな時代”を牽引する彼らは、21世紀最大のヒップホップ・デュオとして音楽シーンを席巻している。