LOUD∞OUT FEST 2016長年日本のHM/HRシーンを牽引し続ける2組のレジェンドバンドによる 共同イベントLOUD∞OUT FEST! 2016年はSpecial GuestにANTHEMを迎え開催決定! さらに海外からもGuest ActとしてLOST SOCIETYの出演が新たに決定! 日本のメタル史に刻まれる1日となることは間違いない!

INFORMATION

LOUD∞OUT FEST 2016の映像作品が9/28にリリース!
LOUD∞OUT FEST 2回目の開催となった2016の模様を収めた映像作品が9/28にリリースとなります! 詳細はこちらから!

“LOUD∞OUT FEST 2016” LOUDNESS、OUTRAGE、ANTHEM、LOST SOCIETY、4バンドが激突した熱い一夜の映像商品のジャケ写公開!そして詳細が明らかに!!
日本を代表するヘビーメタル・バンドLOUDNESSとOUTRAGEが首謀者となって、2015年より開催されている“LOUD∞OUT FEST” 第二回となる今回は、両バンドに加え、ANTHEM、そしてフィンランドから若手のLOST SOCIETYを向かえいれ、さる5月1日に新木場STUDIO COASTで開催された。当日は、まだ10代のメンバーもいるというLOST SOCIETYの若さ溢れる全力疾走のスラッシュサウンドで幕をあけ、つづくOUTRAGEの円熟味をましたハードなアンサンブルに、フロアはモッシュピットとかした。そして30周年YEARを終え、新たな活動のフェイズに入ったANTHEMの安定感あふれるハードロックサウンド、35周年YEARに入りますます海外での活動がさかんになるLOUDNESSのヘビーなサウンドに会場が酔いしれた。本作品は、そんな4バンドの魅力を十分に伝える代表曲をコンパイルしたDVDでありMOTORBREATH66/Thunderball667の第一弾作品として9月28日にリリースされる。

【商品詳細】
LOUD∞OUT FEST 2016 / Loudness , Outrage , Anthem , Lost Society
2016年9月28日リリース
UIBN-1005 税込5.184円(税抜4.800円)

[収録楽曲]
Lost Society
1. BRAINDEAD
2. HOLLOW EYES
3. TERROR HUNGRY
4. RIOT
Outrage
1. MY FINAL DAY
2. STEP ON IT
3. 御意見無用
4. YOU SUCK
Anthem
1. BOUND TO BREAK
2. HUNTING TIME
3. HEADSTRONG
4. ONSLAUGHT
Loudness
1. ROCK SHOCK(MORE AND MORE)
2. CRAZY DOCTOR
3. CRAZY NIGHTS
4. S.D.I.

TICKET INFORMATION

2016/5/1(日)東京 新木場STUDIO COAST
当日券あり
開場・開演 OPEN 16:00 / START 16:45
チケット 1Fスタンディング¥8,000-(税込/1Drink別)
指定席¥9,000-(税込/1Drink別) SOLD OUT
VIPチケット ¥12,000-(税込/All standing) SOLD OUT
※専用観覧エリアへの通行が可能なスペシャルラミネートパス+グッズ付
※VIPチケットは指定席ではありません。
※VIPチケットはチケットぴあのみでの発売となります。
※未就学児(6歳未満)のご入場をお断りさせていただきます。
チケット発売日 2/13(土)10:00~
プレイガイド イープラスeplus.jp
チケットぴあ:0570-02-9999 (P:285-927)
ローソンチケット:0570-084-005(L:71778)
※0570で始まる電話番号は、一部携帯・PHS不可
Special Guest ANTHEM
Guest Act LOST SOCIETY
注意事項 未就学児(6歳未満)のご入場はお断りさせていただきます。
INFO クリエイティブマン TEL:03-3499-6669

主催:クリエイティブマン 企画・制作:KATANA MUSIC KK / Live Power Creative / クリエイティブマン 協力:ユニバーサル ミュージック

ARTIST

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LOUDNESS

1981年5月、レイジーに在籍していた樋口宗孝(ds)、高崎 晃(g)が、みずからの音楽性を追求するために新バンド結成を決意する。オーディションにより、元アースシェイカーで活動し、当時はソウル・ミュージックに傾倒していた二井原 実(vo)、高崎と幼なじみだった山下昌 良(b)を迎え“ラウドネス”を結成。8月より、ファースト・アルバムのレコーディングを開始した。そして、11月、日本のハード・ロック・シーンを揺るがすファースト・アルバム『誕生前夜~THE BIRTHDAY EVE』をリリース。

オープニングに収録されている高崎によるアーミングが、日本のロック・シーンを塗り替える序章となった。12月には、浅草国際劇場 でデビュー・コンサートが行なわれる。“ハード・ロックは売れない”という当時の音楽業界の見方に反して、2,700枚のチケットはソールドアウトになり、ラウドネスは100分に渡っての圧倒的なライヴを見せつけた。その後、立て続けにアルバムを発表し、国内でのハードロックバンドとしての地位を築くと共に、海外でも評判になり始め。83年に行なったアメリカでのライヴが、アトランティック・レコード関係者の目にとまり、日本のバンドとして は初となるワールドワイド契約を結ぶ。この年の8月から、オジー・オズボーンなどの仕事でも知られる世界的な名プロデューサー、マックス・ノーマンを迎 え、ワールドワイドでリリースする第1弾アルバムのレコーディングを開始、85年1月、記念すべき世界発売となるアルバム『THUNDER IN THE EAST』をリリース。日本のチャートで最高位4位を記録。4月からは全米ツアーを開始。5月付けのアメリカ「ビルボード誌」のチャートでは、日本人バン ドとしては異例の74位を記録し、チャート・インした3月2日から連続19週に渡ってチャート・インし続けた。
8月からは、モトリー・クルーと全米ツアーを敢行。8月14日には、日本のバンドとしてははじめてニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンのステージ に立つという快挙を成し遂げる。同年12月より、前作と同じくマックス・ノーマンをプロデューサーに迎え、アトランティック・レコード第2弾となるアルバ ムのレコーディングに突入、そのアルバム「LIGHTNING STRIKES」はビルボード64位を記録し、未だ日本人アーティストでその壁を破るアーティストは現れておらず、海外の音楽ファンに「日本のバンドで誰か知ってるか?」と聞けば、かならず「LOUDNESS」という答えが返ってくるほど、中でも高崎のギター・プレイ、サウンドに関しては、有名ミュージシャンからも尊敬の的である。

その後、二井原の脱退、外人ヴォーカリストの加入など、数々のメンバーチェンジを乗り越え、2000年には再びオリジナル・メンバーの4人で精力的に活動を開始する。2008年から闘病中だったリーダーの樋口を、11月に肺細胞癌で失い、一時的には失意に陥るが、残された3人もそれにめげることなく、ドラマーに現メンバーの鈴木政行を迎え入れ、活動を再開する。

2014年、結成時に樋口と高崎が掲げた、当初からのバンドの目標である海外への挑戦を本格的に試みるため、自らのマネージメント/レーベルとなるKATANA MUSICを立ち上げ、基幹となる国内のレーベルをUniversal Music / Thunderball667へ移籍。「THUNDER IN THE EAST 2」と呼ぶに相応しいアルバムを前作より二年ぶりに完成させ、二井原氏のヴォーカルは全曲英語、そして高崎晃の至高のギター・サウンドは、ここ数年で最高のレベルに達していると言って良いと思うほどの楽曲群が並んだ。3月末にカリブ海で行われた、“Monsters of Rock Cruise 2014”で、世界から集まった4,000人のオーディエンスの前で新曲も披露し、6/6 EX THEATREで行われたアルバム発売記念ライヴ、そして東名阪ホールツアー、8/8にはフィンランドに初上陸“Jalometalli 2015”に出演、そして10月に行われた“LOUD PARK 14”にも日本代表として貫録のステージを見せつける。その他にも、若手バンドFear, and Loathing inLas Vegasとの2マン、浜田麻里の30周年記念公演、サマソニのMEGADEATH、黒夢のステージへの高崎の飛び入り参加など、これまでにない動きもみせてきた。

2015年は、「THUNDER IN THE EAST」発売から30周を迎え、6月のTuska Open Air(FIN)に始まったヨーロッパツアーでは、ドイツ、スペインでも大型のメタルフェスに出演。国内ではライジングサン・ロックフェスティバルに出演。アルバム「THUNDER IN THE EAST」の完全再現となった国内ツアー、4年ぶりのアメリカ・ツアーをへて、去る11/25より”デビュー35周年YEAR”に突入。世界を股にかけ、ますます精力的な活動を続けており、2016年も“SWEEDEN ROCK(SWE)””GRASS POP METAL MEETING(BEL)” “ROCK FEST BARCELONA(ESP)””WACKEN OPEN AIR(GER)と続々と欧州の大型メタルフェスへの出演が決まってきている。

LOUDNESS史上初となる、スタジオ・ライヴと、そのレコーディングの裏側に迫る、最新ドキュメンタリー作品!! 樋口宗孝への想い、こだわりのサウンドの秘密や、LOUDNESSの素の姿にも触れられる、今だからこその映像作品 「PRIME CUT-MASTERPIECE SESSIONS~dedicated to Munetaka Higuchi」も好評発売中!!

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OUTRAGE

82年に阿部洋介(g)、安井義博(b)、丹下眞也(ds)、伊藤千豊(vo)の4人により名古屋で結成されNWOBHMのバンドのカヴァーを中心に地元のライヴ・ハウス等で活動を始める。86年に伊藤が脱退、橋本直樹が加入し、ラインナップが固まる。 87年自主レーベルよりミニ・アルバム『OUTRAGE』でデビュー。『驚異の18歳バンド現る。』と称され88年アルバム『BLACK CLOUDS』でメジャー・デビュー。89年2nd『BLIND TO REALITY』、90年3rd『THE GREAT BLUE』をリリース。この頃からファンの中では“OUTRAGE別格論”が登場。

91年4th『THE FINAL DAY』をリリース。OUTRAGEの代表的なアルバムとなったこの作品は海外でも話題となった。92年にはPANTERAの初来日公演のサポートも務める。93年レコード会社を移籍し5th『SPIT』を、95年には6th『LIFE UNTIL DEAF』をリリース。様々なへヴィ・ミュージックを内包したそのサウンドで多くのリスペクトを受けた。97年7th『WHO WE ARE』をリリースするも、'99年ヴォーカル橋本が脱退。

バンドは自身のレーベル30min. Recordsを立ち上げ、後任ヴォーカルを迎えずに残った阿部、安井、丹下の3ピースによる活動を選択。トリオによるミニ・アルバム『VOLUME ONE』、『PLAY LOUD EP』を、02年8thアルバムとなる『24-7』、バンド結成20周年記念アルバムとなる『NAGOYA NOISE POLLUTION ORCHESTRA』を03年にリリース。04年にはビクターへ移籍して『CAUSE FOR PAUSE』をリリースし、バンドは日本全国を回るロードに出た。

そして07年、デビュー20周年を記念して橋本直樹を迎えたラインナップで期間限定での活動をスタートさせる。9月2日はクラブチッタ公演、10月にはラウドパークに出演し大絶賛を得た。そして08年橋本直樹、完全復帰。2月には前年のツアーを収録したCD+DVD数量限定「THE YEARS OF RAGE」をリリース。翌3月には「AWAKENING」と題されたSHIBUYA BOXX3日間公演を行い、『THE FINAL DAY』完全再現、『LIFE UNTIL DEAF』完全再現、バンド史上最長ライヴ&リクエスト・ライヴというユニークな公演が行われバンドは今一度自分達の足元を見つめなおすこととなった。その両アルバム完全再現は2008年6月に『AWAKENING 2008』と題された数量限定2CDとしてリリースされた。翌09年にはフレドリック・ノルドストロームをプロデュースに迎えレコーディング、10月にはラウドパークへ出演し、11月に橋本直樹復帰アルバム「OUTRAGE」をリリースした。10年には全国ツアーを成功に収めた。同年3月にはその長年の活動が地元名古屋で認められ愛知県芸術文化選奨の文化賞を受賞した。その橋本直樹復帰からツアーまでを追いかけたドキュメンタリーが山田貴教監督により映画化、「シャイン・オン -トラベローグ・オブ・アウトレイジ-」と題され東京名古屋でレイトショー公開され、3月にはDVD化された。

バンドはしばらく沈黙を守り曲作りを行っていたが、2012年ラウドパーク出演。翌日には25周年を記念して目黒鹿鳴館でのライヴを行った。

そして2013年6月5日通算11枚目のオリジナル・アルバムにしてThunderball667/ユニバーサル インターナショナル移籍第一弾アルバム、遂に完成!再び名手フレドリック・ノルドストロームをプロデューサーに迎え、そのタイムレスなアグレッションが彼ら以外の何者でもないサウンドで鳴らされ再び全国ツアーへと旅立つ。

2015年5月2日には、LOUDNESSとの共同イベント「LOUD∞OUT FEST 2015」を開催。各方面からHEAVY METALの未来を切り開く内容である絶賛される。さらに、7月にはANTHEM30周年イベント「HEADSTRONG FES」、10月には「ラウドパーク」への出演が控える中、現在は通算12枚目のニュー・アルバム「GENESISⅠ」が10月7日に発売された!

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Special Guest

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ANTHEM
ANTHEMは1981年に東京で結成。 1985年にキングレコードよりアルバム「ANTHEM」でメジャー・デビュー。 当時のラインナップは柴田(b)、坂本(vo)、福田(g)、大内(ds)。 精力的なツアーにより2nd「TIGHTROPE」(1986年)で人気を拡大していった。 3rd「BOUND TO BREAK」(1987年)ではさらに活動の規模を広げ、この時期にアメリカ進出も果たした。 その後、坂本が離脱。後任には抜群の歌唱力を備えた森川之雄(vo)を迎えバンドのスケールは一段とアップする。

4th「GYPSY WAYS」(1988年)、5th「HUNTING TIME」(1989年)と立て続けに優れたアルバムをリリースし日本を代表する正統派ヘヴィ・メタル・バンドとしての地位を築いた。 6th「NO SMOKE WITHOUT FIRE」(1990年)完成と共にギタリストが福田から中間英明に交代し同アルバムのツアーを敢行。ツアー後中間は離脱。 長期のオーディションの末に当時21歳の清水昭雄<g>に出会い、その才能に感銘を受けた柴田は清水を加入させて、1992年に7th アルバム「DOMESTIC BOOTY」を制作。 リリース後にそれに伴うショートツアーを行いANTHEMは解散した。 柴田が“ANTHEM”という名前を復活させたのは、グラハム・ボネットがANTHEMの曲を歌うという企画アルバムの制作が切っ掛けだった。 アルバムは2000年に「HEAVY METAL ANTHEM」としてリリースされ日本ツアーも敢行。 これが往年のファンの“ANTHEM再結成”待望論に火をつけ、柴田は再結成の決断をする。 柴田は、単なるノスタルジーで昔のメンバーを集める“再結成”ではなく、“今を生きるバンド”として新たな音楽を作り、“現役最強”として邁進しなければいけないと考え、真っ先にその才能を高く評価する清水に声をかけた。 ドラマーには、元FLATBACKER(改めE・Z・O)の本間。シンガーは、坂本に決定。

2001年の「SEVEN HILLS」を皮切りに2010年の「HERALDIC DEVICE」まで計6枚のスタジオ・アルバムをリリース、作品とツアーの両面で“歴代最強のANTHEM”であることを証明してきた。 2012年 新たにユニバーサル・インターナショナルと契約、アルバム「BURNING OATH」を同年10月にリリース。 なおドラムは1曲を除きゲスト・ミュージシャンの田丸勇がプレイしている。 本間は以前起こした事故の影響などもありAnthemサウンド合致への完全完治が不可能と判断したためその後脱退する事となり、以降 サポート・メンバーとして田丸勇はアンセムの全ライブスケジュールをサポートした。 2013年末、リーダーの柴田は今後のAnthemの在り方について考え、バンドと坂本との関係性に於いて、互いにここまで全てをやり尽くしたという結論に達し、別々の道を進むという決断を下した。 2013年6月、9月にイベントで第二期のヴォーカリストであった森川之雄を迎え入れたセッションを行っていた柴田は、改めて森川の歌唱力と音楽への情熱に感銘を受け、彼とも未だやり残したことがあるのだ、、という思いを胸に新しいヴォーカリストとして森川を迎える事を決定。 同時にバンドをサポートしてきた田丸も正式メンバーとして迎え入れることになり、ここに 柴田直人、清水昭男、森川之雄、田丸 勇のラインナップが完成した。 メタルファン注目の中、2014年 秋、遂にアルバム「ABSOLUTE WORLD」がリリースされ、この年を代表するヘヴィ・メタル・アルバムと銘打ってもおかしくない楽曲と鬼気迫るほどのサウンド・クオリティは多くのファンを圧倒した。

そして今年 デビュー30周年を迎え数々の企画ライブを行い、この11月には、本年のメインイベントである 《ANTHEM 30th ANNIVERSARY TOUR 2015》を大盛況のうちに成功をおさめた。

アンセムは決して止まらない。アンセムは未来に向かって前進し続ける・・・・・・・・

Guest Act

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LOST SOCIETY
サミー・エルバンナ(ギター/ヴォーカル) アルットゥ・レソネン(ギター) ミルコ・レーティネン(ベース) オッシ・パーナネン(ドラムス)
ロスト・ソサイエティはフィンランド出身。サミー・エルバンナ(ギター、ヴォーカル)、アルットゥ・レソネン(ギター)、ミルコ・レーティネン(ベース)、オッシ・パーナネン(ドラムス)という4人組のスラッシュ・メタル・バンドだ。サミーを中心に2010年1月に結成。当初はメンバーの出入りが激しかったが、2011年の夏に現在のラインナップに落ち着き、それ以後、今日に至るまで不動の4人編成で活動を続けている。

2012年、バンド・コンテスト『GLOBAL BATTLE OF BANDS』のフィンランド大会で彼らは見事優勝したのだが、その時に撮影した“Trash All Over You”の映像をインターネットにアップしたところ、ヨーロッパ最大のメタル・レーベル『Nuclear Blast』が彼らにアプローチ、すぐさま契約がまとまった。その時、バンドの平均年齢は17歳という若さだった。翌2013年3月、彼らはアルバム「FAST LOUD DEATH」でデビュー、若さゆえの無軌道なエネルギーとアグレッションと、若さに見合わないとも思える高度な演奏力及び卓越した作曲術が同居したこのアルバムは瞬く間に評判となり、メタル・ファンやメディアは勿論のこと、KREATOR、FORBIDDEN、HEATHENといったスラッシュ・メタル第一世代のベテラン・ミュージシャン達からも絶賛を受けたのだった。TOXIC HOLOCAUST、BONDED BY BLOOD、EVILE、MERCILESS DEATH、GAMA BOMB、WARBRINGER、FUELED BY FIREといった若い世代のスラッシュ・メタル・バンドの台頭が著しかった当時において、彼らは一躍トップランカーとしてのステイタスに登り詰めたのである。

それまでフィンランド国内でのライヴ活動に専念していた彼らだが、デビュー・アルバムの発表を機に国外に飛び出し、ヨーロッパ全土やイギリスでも演奏するようになった。そして2013年10月、彼らは『LOUD PARK』に出演するために初来日を果たし熱演を披露した。エフェクター・ペダルの類を一切使わないパフォーマンスは痛快そのものであり、30分という短い演奏時間ながら彼らのノー・ギミックでノー・ナンセンスなライヴは彼らのことを知らなかった聴衆をも引きつけることに成功した。

その『LOUD PARK』出演時点で既に新曲を書き上げていた彼らは、デビュー・アルバムに伴うライヴ活動を終えるとすぐさまスタジオに戻りレコーディングを開始、2014年4月にセカンド・アルバム「TERROR HUNGRY」をリリースした。デビュー・アルバムでの長期に亘るツアー活動の賜物なのだろう、よりライヴ向きでキャッチーな曲が揃った充実の仕上がりとなった。「TERROR HUNGRY」に伴うヨーロッパ/スカンジナヴィア・ツアーは前作リリース時よりも長期のものとなった。2015年5月には『LOUD & METAL ATTACK』に出演するため彼らは二度目の来日を果たし、よりスケールアップしたライヴ・パフォーマンスを披露してみせた。

2015年の夏から秋にかけて彼らはフェスティヴァル出演と独自のライヴで多忙を極めていたが、9月から10月にかけて3枚目のアルバム制作を開始、果たしてこの最新アルバム「BRAINDEAD」を完成させたのだった。「BRAINDEAD」というアルバム・タイトルが彼らの敬愛するEXODUSの曲名から採られたものであるか否かは今のところ不明だが、恐らくは何らかのインスピレーションを受けているものと思われる。

前2作のストレートでダイレクトなスラッシュ・メタル・スタイルを受け継ぎつつ、バンドにとって初のミドル/スロー・テンポ曲と呼べる “I Am The Antidote”やメロディアスなヴォーカル/コーラスを配置した“Only(My)Death”といったこれまでになかったタイプの楽曲も収録されており、彼らの音楽がここにきて更なるダイナミズムを打ち出すような仕上がりとなっている。新機軸を提示しつつバンドの本分であるファストでラウドなスラッシュ・メタル・ソングこそがメインであり、世のスラッシャーやヘッドバンガー達を残らず狂喜させること必至の会心作の登場と共に、LOUD∞OUT FEST 2016への出演が決定した。