またソロとしても前作『ナウ・オア・ネヴァー』（2002年）が国内総合チャート初登場を4位を記録、10万枚以上のヒットとなり、ソロ・ツアーでは約2万人を動員した。そして2011年2月、待望のソロ・アルバム『アイム・テイキング・オフ』をリリース。アルバム・タイトルは、ニックの哲学を体現するものだ。「今がその時だと感じたんだ。チャンスを受け止めて、大空へ羽ばたく時だと」。確信に満ちた表情で、彼はそう語る収録曲すべての作詞作曲に参加したニックによると、今回のアルバムは非常に多彩だと言う。様々なソングライターたちが名を連ねる本作だが、ニックにとって重要だったのは、自分自身が作曲プロセスに参加することだったと言う。また大物プロデューサーたちの参加もアルバムの多様性に貢献している。ダン・マッカラ(バックストリート・ボーイズ)、トビー・ギャッド(ビヨンセ)、ブレント・カッツル(ワンリパブリック)、ノエル・ザンカネラ(ラシャーン・アーマッド)、カール・フォーク(ギャヴィン・デグロウ)、ラミ(セリーヌ・ディオン)、マシュー・ジェラード(ジェシー・マッカートニー)、MIDIマフィア(50セント)といった面々だ。そんな強力なアルバムを携え、約8年ぶりとなるニックのソロによる来日公演が決定した。