ドイツはバイエルン州のアシャッフェンブルグ出身。06年、幼なじみ同士だったヴィヴィとフィリ＆モー兄弟を中心にバンド結成。
ヨーロッパの人気ティーン雑誌BRAVOが主宰するバンド・コンテスト（07年開催）の優勝者で、世界中のティーンが今最も注目する超大型新人＝それが16歳のフロント・ガール、ヴィヴィ率いる5人組、アロハ・フロム☆ヘルである。08年夏に発売したデビューシングル「ドント・ギミー・ザット」のビデオがYoutube公開1週間で50万ビューを記録し、ファン･クラブはデビュー後わずか1ヶ月でヨーロッパ、北南米、オセアニアから中国まで世界30カ国以上で発足。増え続けるアロ☆ヘルのファンは総称して“アロハ・ネーション”と呼ばれ。本国ドイツでは社会現象としてマスコミに取り上げられている。
ミュージシャンの父親の影響で小さな頃からシンガーを目指していたヴィヴィは、16歳の若さでフロントとバンド・リーダーの両方を務めている。バンドの成り立ちも、彼女の幼なじみのフィリ（ds）それにフィリの兄モー（g）と曲作りを始め。その後音楽専門学校で出会ったアンディ（g）とマックス（b）を誘ったというからヴィヴィの持つ“ユメをかなえるチカラ”がこのバンドを誕生させたとも言える。
そんなヴィヴィが影響を受けたのはEvanescence やParamore といったラウド系やエモ系のロック。一方バンド・メンバーのフェイヴァリットはBullet For My Valentine、Avenged Sevenfold、Iron Maiden などハード・ロック系バンドだ。アロ☆ヘルのサウンドには、ジャンルに垣根を作らない＝新世代独特のセンスとバランスが現れており、一緒に歌えるパーティ・アンセムから、ラウド・ロックに近いシャープなロック・チューン、美しいバラードまで幅広いタイプの曲が並ぶ。また、ヴィヴィの目線で書かれる10代のリアリティがつまったリリックは、同年代のティーンを勇気づけたり、励ましたりしている。
なお、このインパクトあるバンド名は可憐さ＆ロック魂の象徴。「アロハ」はヴィヴィの主張により、「フロム・ヘル」は男子陣の主張によりバンド名に入れられた。既に発売中の輸入盤は、ここ日本でも大ヒット中。そして遂にこの春日本盤デビュー！09年の最重要新人として、注目に値する存在であることは間違いない。