シンガーとしての活動も継続的に続けるなか、アリスタ・レコードの社長、クライヴ・ディヴィス（現在はソニー・ミュージックエンタテイメント／チーフ・クリエイティブ・オフィサー）に見出され、ワールドワイド契約を結ぶ。85年2月「そよ風の贈りもの」でデビュー。21歳で初のグラミーを受賞したのちも7曲連続全米ナンバーワン記録を打ち立てるなど未曾有の成功を収める。グラミー賞にて計6回の受賞歴を持ち、これまでにオリジナル・アルバム5作品、サウンドトラック3作品、クリスマス・アルバム1作品、グレイテスト・ヒッツ1作品、インターナショナル企画バラード・ベスト1作品、計10作品を発表。92年にはケヴィン・コスナーとの共演作『ボディガード』で堂々銀幕デビューを飾り、以降、『ため息つかせて』『天使の贈り物』と続けざまに主演を務めるなど、本格的に俳優業にも乗り出す。92年11月に発表した『ボディガード』（サウンドトラック）は米で1700万枚、日本で250万枚、全世界累計3000万枚のセールスを記録。シングル「オールウェイズ・ラヴ・ユー」は米だけで400万枚を売り上げ、米音楽史におけるシングル最高売上枚数を記録。未だその記録は破られていない。まさに80年代、90年代を代表する世界的女性シンガーとしてその名を知られている。

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